この記事は婚活を開始した中年男性が、途中で薄毛トラブルに巻き込まれつつも持ち前のポジティブと明るさをもって運命を切り開き結婚まで到達するお話です。
ほぼ実話のため、主観マシマシですが「こんな奴いねーよ!!ハゲ!!」と感じる方もぜひ最後まで読み進めていただきたいです。
この記事が同じような悩みを持つ人の助けになれば幸いです。
おかげさまでもう薄毛は解消しました。
- 婚活中で見た目や印象に不安がある人
- 薄毛の進行に悩んでいて、改善手段を探している人
- 育毛剤以外の方法でも何かできることがあるなら試してみたい人
- 婚活・見た目改善にリアルな成功例を見ることで勇気を得たい人
婚活中に気づいた”髪の異変”

婚活のためにパーソナルジムでダイエットとトレーニングを始めてしばらく経った頃、私はふと気づきました。
- 朝起きた枕に抜け毛が増えたこと
- 髪を洗った後に指をすくとたくさん抜け毛がつくこと
- 髪が細くなっている気がすること
- 頭頂部の地肌が薄っすら見えるような気がすること──
最初は「気のせいかもしれない」と思いたかったのですが、現実は残酷でした。
父は既に薄毛で、祖父は白髪。隔世遺伝を信じるのなら、私は白髪になるはず。
一応「遺伝的に安心」と思っていましたが、そんな甘い考えは無常な現実に私の抜け毛と共に吹き飛ばしてしまいました。
昔は「ハゲた時は坊主かスキンヘッドにすればいいか」と軽く考えていましたが、いざ頭髪を失う危険性に直面すると、冷静さを失ってしまいました。坊主にした時の自分自身を想像すると誰が見ても”おにぎりが大好きな裸の大将”になってしまうのです。
さすがに裸の大将では女性にモテないですし、坊主だと威圧感も出てしまい、婚活には圧倒的不利です。
こういった事情もあり、「結婚するまでは髪を死守したい」という思いが、強く私の中に芽生えました。
”いつまでもあると思うな親と髪”。
人は愚かなので失うまで大切な髪(もの)に気づかないのです。
AGA以外の選択肢を整理してみた

ここからは、私が検討した髪の悩みを解決する方法を整理します。調べてみると多種多様な薄毛治療方法が存在し、それぞれにメリット・デメリットがありました。
私自身はそれぞれの治療方法についてメリット・デメリットを自分なりに考えながら、最終的にAGA治療を選びました。
読者の方は、人によっては向き不向きもあるので治療を始める前に各治療方法について一読してください。
育毛剤

育毛剤は、頭皮環境を整えたり、毛根に栄養を与えたりすることで、今ある髪の毛の成長を促し、抜け毛を予防することを目的とした製品です。医薬部外品や化粧品に分類されるものが多く、医師の処方箋なしで購入できます。
メリット:
- 手軽さ: ドラッグストアやオンラインストアで簡単に購入でき、自宅で手軽にケアを開始できます。
- 費用: 他の治療法に比べて初期費用や月々の費用が比較的安価です。
- 副作用のリスクが低い: 医薬品に比べて副作用のリスクが低い傾向にあります。
- プライバシー: 自宅でケアが完結するため、他人に知られにくいです。
デメリット:
- 効果の限界: 発毛効果は限定的であり、進行したAGAに対しては十分な効果が期待できないことが多いです。主に抜け毛予防や現状維持が目的となります。
- 継続が必要: 効果を実感するためには、長期間にわたる継続使用が必要です。
- 即効性がない: 短期間での劇的な変化は期待できません。
- 個人差: 効果には個人差があり、全ての人に効果があるわけではありません。
かつら(ウィッグ)

かつらは、薄毛の部分を人工毛や人毛で覆い隠すことで、見た目を自然にボリュームアップさせる方法です。フルウィッグ、部分ウィッグなど様々な種類があります。
メリット:
- 即効性: 着用したその日から、見た目の変化を実感できます。
- 自由なスタイル: さまざまな髪型や色を選ぶことができ、イメチェンも可能です。
- 非侵襲性: 身体に一切負担をかけないため、医療行為に抵抗がある方にも適しています。
- 費用(初期投資): 種類によっては、初期投資を抑えることができます(ただし、維持費はかかります)。
デメリット:
- 維持費と手間: 定期的なメンテナンスやクリーニングが必要で、ランニングコストがかかります。また、着用や手入れに手間がかかる場合があります。
- 不自然さ: 安価なものや品質の低いものは、見た目が不自然になることがあります。
- ずれや蒸れ: 激しい運動などでずれる可能性や、長時間着用することで頭皮が蒸れることがあります。
- 心理的抵抗: 「かつらを着けている」という心理的な抵抗を感じる人もいます。
- 根本的な解決ではない: 薄毛の進行を止めたり、発毛を促したりする根本的な解決策ではありません。
植毛

植毛は、自分の後頭部などAGAの影響を受けにくい健康な髪の毛(ドナー毛)を採取し、薄毛が気になる部分に移植する外科手術です。主に「FUE法」と「FUT法」があります。
メリット:
- 永続的な効果: 移植した髪の毛はAGAの影響を受けにくいため、定着すれば永続的に生え続けます。
- 自然な仕上がり: 自分の髪の毛を移植するため、生え方や毛の流れが自然で、見た目の違和感が少ないです。
- 根本的な解決策の一つ: 薄毛の進行を気にせず、自信を取り戻せる可能性があります。
- メンテナンス不要: 自分の髪なので、かつらのような特別なメンテナンスは不要です。
デメリット:
- 高額な費用: 他の治療法に比べて非常に高額な費用がかかります。
- 外科手術のリスク: 手術であるため、麻酔のリスク、感染症、出血、腫れ、痛みなどのリスクがあります。
- ダウンタイム: 手術後には回復期間(ダウンタイム)が必要です。
- 生着率: 移植した毛髪が全て生着するわけではなく、生着率には個人差があります。
- ドナー部への影響: ドナー(採取元)の髪の毛が減ることになります。
- 即効性がない: 移植した髪が生え揃うまでに数ヶ月から1年程度の期間を要します。
AGA治療

AGA(男性型脱毛症)治療は、主に医療機関で処方される内服薬(フィナステリド、デュタステリドなど)や外用薬(ミノキシジルなど)を用いて、AGAの進行を抑制し、発毛を促進する治療法です。
メリット:
- 科学的根拠に基づいた効果: 臨床試験によって効果が証明されている医薬品を使用します。
- 発毛効果: 多くのケースで抜け毛の減少に加え、発毛効果も期待できます。
- 手軽な継続: 内服薬であれば、毎日服用するだけでよく、外用薬も自宅で塗布するだけなので、比較的簡単に継続できます。
- 根本原因へのアプローチ: AGAの原因となる男性ホルモンの影響を抑えることで、薄毛の進行を食い止めます。
デメリット:
- 費用: 育毛剤よりは高くなりますが、植毛よりは安価です。継続的な費用が発生します。
- 副作用のリスク: 稀に性機能に関する副作用(性欲減退、EDなど)や肝機能障害などの副作用が現れる可能性があります。また、初期脱毛が起こることもあります。
- 服用・塗布の継続: 効果を維持するためには、治療を継続する必要があります。中断すると薄毛が再び進行することが多いです。
- 即効性がない: 効果を実感するまでに通常3ヶ月〜6ヶ月程度の期間を要します。
- 女性への注意: 内服薬の成分は女性や未成年の男性に影響を及ぼす可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
その他の薄毛治療方法

上記以外にも、以下のような薄毛治療・対策方法があります。
低出力レーザー治療 (LLLT)
- 内容: 特殊な波長の低出力レーザーを頭皮に照射することで、毛母細胞を活性化させ、血行を促進し、発毛を促す治療法です。医療機関で行われることもありますが、家庭用の機器も販売されています。
- メリット: 非侵襲的で痛みがほとんどなく、副作用のリスクが低いとされています。
- デメリット: 効果には個人差があり、AGA治療薬ほどの劇的な発毛効果は期待できない場合があります。費用は機器による。
メソセラピー(注入治療)
- 内容: 頭皮に直接、発毛に有効な成分(成長因子、ビタミン、ミノキシジルなど)を注入する治療法です。ダーマペンなどの機器を使用する場合もあります。
- メリット: 有効成分を毛根に直接届けられるため、高い効果が期待できる可能性があります。
- デメリット: 費用が高額になる傾向があります。注射による痛みや、内出血、腫れなどのリスクがあります。定期的な通院が必要になります。
PRP療法(多血小板血漿療法)
- 内容: 自分の血液から多血小板血漿(PRP)を抽出し、成長因子が豊富に含まれるこのPRPを頭皮に注入する治療法です。
- メリット: 自分の血液を使用するため、アレルギー反応のリスクが低いとされています。
- デメリット: 比較的新しい治療法のため、長期的な効果や安全性に関するデータがまだ限定的です。費用が高額です。
以上を比較した上で、私は「結婚まで髪を維持したい気持ち」「効果を見込める方法を試したい」という思いから、迷いながらもAGA治療を選ぶ決断をしました。
低出力レーザー治療 (LLLT)、メソセラピー(注入治療)、PRP療法(多血小板血漿療法)の3項目については当時は知りませんでした。
なぜ私がAGA治療を選んだのか?

抜け毛に悩んでいた当初、私はAGA治療という言葉すら知りませんでした。
薄毛はデリケートな話題なので、職場で薄毛Lv.Maxの上司や先輩に相談するわけにもいかず、薄毛になりつつある私(薄毛LV.5)が薄毛Lv.Maxの先輩に薄毛の相談をすることは喧嘩を売っていると取られかねないリスキーな行為でした。
そういった事情もあり、情報収集はもっぱらインターネットに頼ることになりました。
薄毛を解消する方法をインターネットで調べていくうちに「男性型脱毛症は治療できる」という事実を知り、その事実は私にとっての希望の光そのものでした。
ただ、AGA治療はメリットばかりではなく相応のリスクがあることも知りました。
副作用は不安でしたが、「結婚できなければ子供を作ることもないし副作用(射精障害やED)は関係ない」と思い、思い切ってAGA治療を始めることにしました。
薄毛はデリケートな問題なので人によっては対面で誰かに相談するにはハードルが高いと感じる人もいると思います。最近ではオンライン診療で薬を処方してもらう方法もあり、薄毛治療のために病院を受診しているところを他人に見られることもありません。
AGA治療をすることは「恥ずかしい」ことではなく、ダイエットなどと同じで「自分のコンプレックスを解消する治療=前向きに自分を改善している姿勢」だと思います。AGAは放っておいて改善することはなく、徐々に進行していくだけです。
私自身はAGA治療をすることが恥ずかしいとは思いませんでしたが、婚活のために薄毛の問題を解消をしたいとの一心でダメもとで治療を始めました。
冷静に考えるとハゲ散らかした上司や先輩が有効な薄毛治療の方法を知っている可能性は限りなく低いことは頭皮を見れば明らかでした。
AGA治療を始めてからの変化を振り返る

私のAGA治療体験
私自身はフィンペシアというAGA治療薬を海外から並行輸入する形で入手して服薬していました。薬の効果はありましたが、海外からの並行輸入はおススメしません。私自身は幸いトラブルはありませんでしたが、海外からの薬の並行輸入は以下の様なリスクがあります。
- 監査品・粗悪品の危険性:成分が違う・含まれていないなどの偽造品のリスク。
- 品質・安全性が保証されない:製造・保管環境が不明で、重い健康被害のリスクあり。
- 副作用が生じてもサポートなし:日本の救済制度(医療副作用被害救済制度)は適用されず、トラブルが自己責任となります。
- 成分表記や用法・用量の理解が難しい:外国語の説明や異なる用量規格のため、誤った摂取リスクが高い。
- ケアが受けられない:服用後の不調や副作用が起きても適切な診療やフォローが困難。
- 法のリスク:一部の製品は日本の薬機法に触れる恐れがある。
国内で処方された薬なら万が一トラブルが発生しても医療副作用被害救済制度で救済される可能性がありますが、海外からの並行輸入であれば対象になりません。
治療のサポートも適切に受けられないリスクがあるので絶対に止めましょう。
なにより当時に比べて最近のAGA治療はかなり安くなっているので国内で正規の治療を受ける方が圧倒的におススメです。
国内での治療が安くなっていることもあり、海外からAGA治療薬の並行輸入はリスクとリターンが合わなくなっています。
服薬開始1ヶ月目
薬を飲み始めてすぐは特に変化を実感できませんでした。2~3週間を経過したころから、抜け毛が徐々に減り始めたように感じました。まだ地肌の変化はハッキリ分かりませんが、手櫛で髪をすいた時に指の間につく毛の数が少なくなったのです。
この時点では実感するような副作用もなく、息子と遊ぶ時間に何の影響もありませんでした。
服薬3ヶ月目
頭頂部の地肌が目立たなくなってきました。正直、効果が出るのはもっと先の話だと思っていたのですが、考えたいた以上に早く目に見えて改善してきたので、この早さに驚きを感じました。気になっていた髪の毛の細さも改善しており、抜け毛は明らかに減っていました。頭髪の心配が減ったこともあり、気持ちが自然と前向きになっていました。
服薬6ヶ月目
パーソナルジムでのトレーニングやダイエット、髭脱毛も完了し、AGA治療の服薬量も徐々に減らしました。髪の密度が増し、頭髪は薄毛に悩む前の状態に戻っていました。
この間、副作用らしい症状は一切経験せず、懸念していた副作用問題がなかったことは幸いでした。
この後は、心・技・体ならぬ心・毛・体が充実した状態で婚活という戦場に赴き結婚という戦果を挙げることができました。
やはり、体型や薄毛、コミュ障などのコンプレックスを半年かけて解消した結果、自信が生まれて、そのことが自然体で堂々とした態度に現れることで第一印象の向上に繋がったのではないかと考えています。
仮にAGA治療で月に1万円かかったとしても人生に与える影響を考える安いもので、良い出会いにも繋がるのでコスパ最強だと思います。
今、振り返って思うこと

その後、私は今の妻との出会いを経て入籍し、かわいい子供たち3人に囲まれ生活しています。もしあの時、AGA治療をしていなかったら、今とは違う人生になっていたかもしれません。
私自身の経験から言えるのは、AGA治療は万能ではないものの、試す価値は十分にあるということです。AGA治療を始めて結果が出るまで数か月かかりますが、やってみる価値は十分あると思います。
なにより、治療を始めてみなければ効果があるはずはありませんし、治療してみて効果がなかったのなら治療を止めればいいのです。
私自身はAGA治療をやってみて「自信」「婚活の成功」「家族」という成果に結びついたので、同じ悩みを持つ男性にはぜひAGA治療を試して欲しいと思います。
お金で解決できるのであればやるべきだと思います。
同じ悩みをもつあなたに伝えたいこと

この記事を読んでいる人は婚活をしていて、且つ薄毛に悩んでいる人だと思います。
私自身同じ悩みを抱えていたものの、婚活を成功させた先人として読者の人に伝えたいことは、一刻も早くAGA治療を試して欲しいということです。
一つでもコンプレックスを解消することで「自信」と「良い出会い」に繋がるという事実を理解して欲しいのです。
薄毛でもかっこいい人はいますし、モテる人はいます。ただ、薄毛を解消すればもっとかっこよくなりますし、もっとモテるのは間違いないでしょう。
副作用や費用のリスクはありますが、費用のリスクは効果が見込めない段階で止めればよいので、最大限見積もっても数万円程度です。うまくいけば薄毛というコンプレックスとおさらばできることを考えると分の良い賭けだと私は思います。
- “髪が薄くなる”という不安は、自分の存在価値や自信にも直結する問題です。自分を変えたいと思うなら、行動してみてほしい。
- AGA治療を選ぶなら、信頼できる医師と相談すること。自分に合う治療方法を見つけることがまず第一歩です。
この体験は「私個人のケース」であり、誰にでも同じ結果が保証されるわけではないです。ただ、あなたが手に入れられる可能性は十分あります。
自分の人生を取り戻したいあなたに伝えたい一言

私は過去に戻ったら、同じようにAGA治療を選びます。後悔はありません。そして、自分を変える選択に“遅すぎる”なんてことはないと心から思います。
幸運は一歩を踏み出して手を伸ばした人だけがつかめるのです。この記事を読んだ人が、より良い選択をし一歩を踏み出してくれることを祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。