婚活体験記

【婚活疲れの限界】アラサー・アラフォー男性がつらくなる理由とモチベーション回復のコツを本音で語る

婚活を続けていると、どうしても「もうしんどいな…」と感じる瞬間が出てきますよね。特にアラフォー男性だと、仕事も忙しくなってくるし、周りは既婚者だらけだし、どうしても焦りや不安が重なって、モチベーションが上がらない時期って絶対あります。

実は、婚活中の男女のうち 80%以上が“婚活疲れ”を経験している といわれています。
私自身もそうでした。婚活を始めた当時の私は30代後半で、仕事と婚活の両立に疲れ果てていた時期がありました。毎日アプリでやり取りして、休みの日はお見合いの予定で埋まり、断られるたびに自分の価値が下がったような気がして…。本気で「もうやめようかな」と思ったことも何度もあります。

でも、そこで一度立ち止まって、休みつつ、自分のペースを取り戻したことで、最終的には今の妻と出会うことができました。

この記事では、

  • 婚活疲れの理由
  • アラフォー男性ならではの悩み
  • モチベーションが上がらない心理
  • 疲れを感じやすい時期
  • そして、私自身が実践していた回復方法

これらをわかりやすくまとめていきます。同じように「婚活疲れ」を感じているアラサー・アラフォー男性の助けになれば嬉しいです。

この記事がおススメの人
  • 婚活に疲れてしまい、モチベーションが上がらなくなっている男性
  • 婚活を頑張りたい気持ちはあるけど「もう無理かも」と感じ始めている人
  • 婚活に休み休み挑んでいて、自分のペースに悩んでいる男性
  • 結婚相談所・アプリ・パーティーなど、どの婚活方法でも疲れを感じている人
Contents
  1. 第1章:まずは「婚活疲れチェックリスト」で今の状態を確認しよう
  2. 第2章:婚活疲れが起きる主な5つの理由
  3. 第3章:アラフォー男性ならではの“見えないプレッシャー”
  4. 第4章:婚活方法別「しんどいポイント」
  5. 第5章:婚活疲れを引き起こす心理的メカニズム
  6. 第6章:婚活のモチベが下がりやすいタイミング
  7. 第7章:婚活疲れを回復するための方法
  8. 第8章:婚活疲れが深刻なときの注意点
  9. 第9章:私が婚活疲れを乗り越えたときの話
  10. 第10章:まとめ

第1章:まずは「婚活疲れチェックリスト」で今の状態を確認しよう

婚活疲れは、自分で気づきにくいんですよね。知らないうちにストレスが溜まっていって、急に「もう無理だ…」と心が折れてしまうこともあります。

まずは、以下の項目の中で当てはまるものがあるか確認してみてください。

  • アプリを開いただけでため息が出る
  • デートの予定が入ると気が重くなる
  • メッセージのやり取りが“義務”に感じる
  • お見合い後は毎回どっと疲れる
  • 断られると「自分には価値がない」と思ってしまう
  • 婚活のことを考えるだけで頭がいっぱい
  • 趣味や仕事より婚活が優先になっている

3つ以上当てはまるなら、今は少し疲れている状態だと思います。

私も当時まったく同じ状況でした。
特に「デートの予定が入ると面倒くさい」という感覚……正直、何度も経験しました。“出会いの場に行かなきゃいけない”という義務感が強すぎると、楽しめる以前に精神的に消耗してしまいます。

第2章:婚活疲れが起きる主な5つの理由

婚活で疲れが溜まる理由は、人によってそれぞれ違うようで、深掘りするとだいたい同じところに行きつきます。ここでは代表的な5つを紹介します。

1. 仕事やプライベートの忙しさで時間と心の余裕がなくなる

アラフォーは仕事も家庭も本格的に忙しくなる年代。
平日は仕事、休日は婚活…となると、身体が悲鳴を上げるのは自然なことです。

2. 理想の相手と出会えず、失望感が積み重なる

「この人いいかも」と思っても会えなかったり、
逆に会えてもピンと来なかったり…。

期待と落胆の繰り返しで、自身が少しずつ削られていきます。

3. 初対面とのコミュニケーション疲れ

知らない人と毎回ゼロから話すのは、想像以上に疲れる作業です。

アラフォー男性は仕事でのコミュニケーションが増える時期でもあり、
“初対面の連続”は精神的に大きな負担になります。

4. 休める時間がなく「婚活が仕事化」してしまう

頑張りすぎると、婚活が“タスク”になっていきます。

「週末なのにまた婚活か…」
「連絡返さなきゃ…」

これが続くと、心が休まる瞬間がなくなります。

5. 自己肯定感が下がり、自分を否定しやすくなる

断られるたびに「自分が悪いのか?」と感じてしまう。
これが続くと、婚活そのものが怖くなってしまい、疲れへとつながります。

私自身も、何度も心が折れそうになりました。

第3章:アラフォー男性ならではの“見えないプレッシャー”

婚活疲れは男女共通の悩みですが、アラフォー男性には特有の“プレッシャー”があります。私自身も全部経験してきましたし、当時は言葉にできなかったけれど、今振り返ると「そりゃ疲れるよな…」と思えることばかりでした。

ここでは、実際の経験も交えつつ、アラフォー男性が抱えやすい心の負担をまとめます。

3-1 周りが既婚者だらけで自分だけ取り残されたような疎外感

30代中盤を超えると、友人の多くは結婚して家庭を持っています。

一緒にご飯に行く友人も減り、気づいたら休日に一人で過ごすことが多くなっていました。
誰にも会わない時間が続くと、自分に言い聞かせるように「まだ大丈夫!」と思っていても、心の奥では“自分だけ違うルートを歩んでいる”ような感覚が襲ってきます。

この“静かな孤独”がじわじわと心を削っていくんですよね。

3-2 親や職場からの「まだ結婚しないの?」圧…と思いきや

20代後半〜30代前半までは、親から「そろそろ結婚は?」と言われ、職場でも飲み会で聞かれたりして、正直うんざりしていました。

ところが30代半ばを過ぎると、急に何も言われなくなる

これが、逆にきついんです。
“気を遣われている”という事実が、結婚していない自分への視線に変わっていく感覚。

あれはなかなか精神的に刺さりました。

3-3 年収・スペックと婚活市場の「ギャップ」に面食らう

私は地方在住ということもあり、極端なスペック競争に巻き込まれることはなかったんですが、それでも、

  • 自分が思っていた「釣り合う条件」
  • 相手側が考えている「釣り合う条件」

この2つが全然合わない場面は何度もありました。

婚活では、ある意味“市場価値”という現実に向き合わないといけないので、
精神的な揺さぶりはどうしても大きくなります。

3-4 若い頃の恋愛の延長では通用しない

20代の頃は「いい感じになったし、とりあえず付き合ってみるか!」と勢いでいけていたと思います。

でもアラサー・アラフォーになると男女ともに結婚前提。
こちらが軽い気持ちで行動すれば、相手の人生まで巻き込んでしまう。社会人としても、そういう責任は考えざるを得なくなります。

「いい雰囲気だから、とりあえず関係を深める」という若い頃のノリは使えなくなり、慎重にならざるを得ませんでした。
その“慎重さ”が婚活疲れを助長する一因になっていました。

3-5「失敗したら次がないかも」問題

30代後半になると、出会いの母数が圧倒的に減ります。
合コンもなくなるし、紹介も減るし、職場にも若い人が増える一方で自分に合う人はほとんどいない。

だからこそ、良さそうな相手と出会ったときに必要以上に慎重になってしまう。

  • LINEの返し方
  • デートの間隔
  • 相手の気持ちの読み取り

全てに神経を使い、失敗を恐れて動けなくなる瞬間もありました。

この“慎重 × 焦り”の組み合わせは、ほんとうに疲れます。

第4章:婚活方法別「しんどいポイント」

私自身、婚活を何年も続けてきましたが、どの婚活方法でも疲れるポイントが違います。
ここを理解しておくと「どこで疲れやすいのか」がわかり、回復のヒントにもなります。

4-1 マッチングアプリの疲れどころ

  • メッセージのやり取りが多すぎる
  • プロフィール写真や自己紹介文を盛りすぎて疲れる
  • “いいねの数=自分の価値”に見えてしまう
  • やり取りが続かないと自己否定に繋がりやすい

アプリは手軽ですが、その分「数」で心が削られやすい方法です。

4-2 結婚相談所の疲れどころ

  • お見合い準備やフィードバックがタスク化
  • 報告・調整が多く、脳の負担が大きい
  • 真剣度が高い分“重さ”を感じやすい

相談所は確かに効率は良いですが、
“仕事みたいに感じる瞬間”が多く、休みなしで続けると疲労が蓄積します。

4-3 婚活パーティーの疲れどころ

  • 初対面の短時間トークが連続
  • 相手を覚えきれない
  • マッチングしない日の帰り道は虚無

グループトークの連続で、脳がフル回転します。
これは本当に疲れます。

4-4 【私自身が一番しんどかったこと】

婚活なんて“自分と合う相手を探す作業”だと思うんですが、実際には…

準備 → 期待 → デート → 結果 → 落胆 → 気持ちの切り替え

この繰り返しで心がすり減るんですよね。

断られると、自分全体を否定されたような気持ちにもなるし、
「これって修行か?」みたいに感じていた時期もありました。

第5章:婚活疲れを引き起こす心理的メカニズム

婚活疲れは、単なる気分の問題ではありません。
心理学的にも“疲れやすい構造”がはっきりあります。

● 理想と現実のギャップがストレスを生む

「こういう人生を送りたい」という理想と、
現実のギャップが大きいほど、気力が奪われます。

● 拒絶経験が自己否定を強める

婚活では断られるのが普通。
でも人間は拒絶に弱く、
“存在否定”のように感じてしまうことがあります。

● 婚活が“仕事化”すると脳が疲れる

  • 返信
  • 調整
  • 日程管理
  • 服装・身だしなみ

これらが全部タスク化すると、脳が休まらなくなります。

● アラフォー男性は“時間の焦り”が心理負担になる

  • 友人が家庭を持っていく
  • 周囲からの視線
  • 子どもを望む場合のタイムリミット感

これらが焦りを生み、疲れやすさに拍車をかけます。

第6章:婚活のモチベが下がりやすいタイミング

多くの人が“つらい”と感じる時期は決まっています。

  • 活動開始3ヶ月以内:40%がしんどい
  • 3〜6ヶ月:55%がつらいと回答
  • 6ヶ月〜1年:68%
  • 1年以上:78%が「精神的につらい」

理由はシンプルで、

「期待 → 失望 → 期待 → 失望」の反復で心が摩耗するから。

特にアラフォー男性は焦りも入りやすく、
モチベが落ちたときのダメージが大きくなりがちです。

第7章:婚活疲れを回復するための方法

7-1 婚活を“人生の一部”に戻す

婚活が生活の全部を占めると、人は必ず疲れます。
趣味・仕事・友だちとの時間など、
「婚活以外の自分の時間」を必ず確保することが大切です。

あなたの言葉で言うと、
「婚活で埋まった生活には、気持ちを回復させる場所がない」
まさにこれなんですよね。

7-2 完璧主義を手放す(60点合格でOK)

婚活は人間関係なので、「完璧」は存在しません。
60点でも十分合格。それくらいの気持ちがちょうどいいです。

7-3 自分らしさを大切にする

無理に好かれようとすると消耗します。
自然体でいられる相手を探すほうが、結果的に良いご縁に繋がります。

7-4 婚活スタイルを変える

  • アプリ → 相談所
  • 相談所 → パーティー
  • 一旦休む → 再開する

環境が変わるだけで、気持ちが楽になることはよくあります。

7-5 休むことは“サボり”ではない

私自身、休み休み続けていたからこそ、最終的に結婚に繋がりました。

婚活は短距離走ではなく、長距離走。
疲れたらペースダウンしていいし、立ち止まってもいいんです。

第8章:婚活疲れが深刻なときの注意点

もし以下の状態があるなら、一度休むことを強くおすすめします。

  • 眠れない
  • 食欲が極端に上下する
  • 何をしても楽しくない
  • 婚活のことばかり考えてしまう

これは“がんばれば治るもの”ではありません

私もそうでしたが、休んでエネルギーを貯めてから再開するほうが、結果的にうまくいきます。

第9章:私が婚活疲れを乗り越えたときの話

ここからは、私自身が感じてきた「婚活疲れ」の話を少しだけお伝えします。同じアラサー・アラフォーで婚活に悩んでいる方に、少しでも“あの頃の私”の気持ちを共有できたらと思っています。

婚活を始めた20代後半、気づけば“ダラダラ婚活”に

私が婚活を始めたのは27〜28歳の頃でした。合コンや自治体が主催する婚活パーティに顔を出したりはしていましたが、今振り返ると“積極的に動いていた”とはとても言えません。
どこかで「いつか自然に出会えるだろう」と思っていたし、正直そこまで必死になれませんでした。

ただ、ダラダラ続けていると、30歳を迎えたタイミングでふと、

「あぁ…もう独身でもいいかな」

と頭をよぎったんです。
婚活疲れというほど動いてもいなかったのに、妙な虚無感だけが積み重なっていた時期でした。

そこから30〜33歳くらいまでは、ほとんど婚活と呼べるような活動はしていません。仕事も忙しかったし、プライベートもそれなりに楽しかったので、結婚は遠くの話になっていました。

“紹介のプレッシャー”で心が折れそうになった

33歳ごろから、ゆるく婚活を再開しました。職場の上司が女性を紹介してくれたこともあったんですが……そのときが正直一番きつかったです。

紹介された方とは価値観がまったく合わず、どうしても前向きに考えられなかったんですが、相手は悪い人ではない。
でも、紹介してくれたのは職場の上司。断るのも勇気がいる。

「どうすれば角を立てずにお断りできるか」
「上司にどう伝えるべきか」

仕事でもプライベートでも人間関係が絡むことなので、ほんとうに悩みました。

この経験から、私は安易に紹介に頼るのをやめました。
紹介はうまくいけば嬉しいですが、合わないときはとんでもない精神的負担になると痛感したからです。

婚活を休んでいた時期にやっていたこと

30〜33歳の間はほぼ婚活をしていませんでしたが、この期間は今思うと“必要な休息”でした。

完全に結婚を諦めていたわけではありませんでしたが、何もできる精神状態ではなかったと今なら分かります。

その頃は、仕事の合間に身体を動かすことにハマっていました。運動が得意ではなかったけれど、筋トレをしたり、自転車に乗ってみたり、とにかく外に出て汗をかくことを意識していました。
運動は気持ちの切り替えにすごく効果があります。

そしてもう一つ、私にとって大事だったのが「本を読むこと」でした。

  • 人との関わり方
  • コミュニケーションのコツ
  • 人間心理

そんなテーマの本をいろいろ読み漁っていました。
どの筆者も考え方が違うので、逆にそれがよくて、自分の中で“このやり方は自分にも合うかもしれない”と感じる部分を拾い集めていました。

ただし、現実は甘くなくて、
「頭では理解していても、それを女性の前で再現できるかはまた別問題」
ということもよく分かりました。
それでも、本を通じて“人との距離感の取り方”“余裕のある接し方”のヒントを得たのは間違いありません。

妻との出会いはアプリ。だけど“作戦”はめちゃくちゃシンプル

そんな私が今の妻と出会ったのは、マッチングアプリでした。

初めて会ったのはランチ。
この選択には理由があって、

  • 初対面はお酒なしで冷静に話せる
  • 「最初の出会い=次につなげる」ことが目的
  • 夜デートより相手に警戒されず、お互いに負担が少ない

という考えがあったからです。

当日、妻は仕事で遅れてきたんですが、不思議と何も気になりませんでした。
むしろ「忙しいのに来てくれてありがたいな」と思ったくらいです。

お店は、妻の食事の好みを聞いた上で、お互いの家から行きやすいエスニック料理店を選びました。結果的にこれが大正解で、「すごく良いお店!」と喜んでくれました。

話題はとりとめのないものばかりでしたが、雰囲気がとても良かったです。
妻は留学経験もあって、私とはまったく違う人生を歩んできた人。
価値観の違いがむしろ心地よくて、「この人ともっと話したいな」と素直に思えました。

そして作戦通り、その日のうちに次の約束を取り付けることができました。

正直、この出会いに至るまでには、
“結婚って別に無理しなくてもいいかな”と思うくらい疲れていた時期
が何年も続いていたんですが、振り返れば休んでいた時間も全部必要だったんだと思います。

第10章:まとめ

婚活疲れは、誰にでも起こります。
特にアラサー・アラフォー男性は、仕事・年齢・周囲の変化など、どうしても心理的なプレッシャーを受けやすい年代です。

もし今あなたが「もう疲れた…」と思っているなら、それは弱さではなく、しっかり向き合って頑張ってきた証拠です。

私も、何度も悩んで何度も立ち止まりました。
休んでいた時期も長かったです。
でも、休んだからこそ前に進めたし、自分のペースを取り戻せたからこそ、今の妻と出会えたと心から思っています。

婚活は長距離走です。
しんどいときは立ち止まっていいし、休んでいい。
無理に頑張る必要はありません。

あなたのペースで大丈夫です。
疲れたときは、この記事を思い出して少しだけ心を軽くしていただけたら嬉しいです。